インクラインベンチのおすすめ5選!選び方のポイントと効果的な筋トレメニュー

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背もたれや座面の角度が調節できる「インクラインベンチ」。フラットベンチよりもトレーニングの幅が広がり、胸・肩・腕など、様々な部位の筋肉を多角的に強化できます。

トレーニングをしている人の中には、インクラインベンチを個人で購入して自宅で自由に使いたいと思う人もいるでしょう。しかし、アマゾンや楽天市場では様々な種類のインクラインベンチが販売されており、どれを選べば良いのか迷ってしまう人も多いです。

そこで今回は、プロの目で厳選した「インクラインベンチのおすすめ5選」を、選び方のポイントと合わせて紹介します。また、インクラインベンチを使用した効果的な筋トレメニューも解説しますので、自宅で本格的なトレーニングをしたい人は、ぜひ参考にして下さい。

インクラインベンチとは?

出典:Amazon.co.jp

インクラインベンチとは、背もたれの角度を頭の位置が高くなるように変えられるトレーニング用のベンチです。

背もたれの角度は、水平な状態から60~80度まで5~8段階に調節可能なものが多く、調節方法もワンタッチで簡単にできるようになっています。

トレーニング用のベンチは、背もたれの傾斜角度によって、フラット・インクライン・デクラインの3タイプに分けられます。腰から頭が水平になった状態をフラット、腰の位置に対して頭の位置が高ければインクライン、腰の位置に対して頭の位置が低ければデクラインと区別します。当然、傾斜角度によって、重点的に鍛えられる部位が変わってきます。

例えば、大胸筋を鍛えるダンベルベンチプレスを行う場合、フラットベンチで行うと大胸筋中部~下部への刺激が強まり、インクラインベンチで行うと大胸筋上部への刺激が強まり、デクラインベンチで行うと大胸筋下部への刺激が強まるのです。

現在製造されているインクラインベンチのほとんどは、フラット~インクラインまで角度調節が可能です。したがって、インクラインベンチが1台あれば、大胸筋の上部~下部までを強化し、より高度な大胸筋の発達を狙えるのです。

もちろん、肩・腕・腹などについても、インクラインベンチで角度をつけてトレーニングを行うことで、通常のトレーニングとは違う刺激を得られ効果が高まります。インクラインベンチを使用することで、今までよりもトレーニングがグレードアップするのです。

インクラインベンチの選び方「5つのポイント」

では次に、インクラインベンチを選ぶ際のチェックポイントについて解説します。一般的なインクラインベンチの値段は、6千円台~3万円台まで幅がありますが、高いから機能が良い、安いから機能が悪いというわけではありません。

インクラインベンチを選ぶ際には、値段とは別に見るべきポイントがありますので、安易に値段だけで決めないよう注意して下さい。具体的には下記の5つのポイントをチェックしましょう。

  • 背もたれの角度が何段階に調節できるか
  • 座面の角度も調節できるか
  • シートの幅が適切か
  • 耐荷重は何kgまでか
  • アタッチメントが付いているか

背もたれの角度が何段階に調節できるか

1つ目の見るべきポイントは「背もたれの角度が何段階に調節できるか」です。一般的なインクラインベンチは、水平な状態から60~80度まで調節可能ですが、何段階に調節できるかは製品によって異なります。

例えば、15度ずつ6段階に調節できるものもあれば、30度ずつ3段階にしか調節できないものもあるのです。当然、細かく調節できた方が有用性は高くなりますので、選ぶ際の目安としては、5段階以上に調節できるインクラインベンチが良いでしょう。

本格的な筋トレを行う場合、30~45度の低角度でのトレーニングが必要な場合もあれば、70~80度の高角度でのトレーニングが必要な場合もあります。したがって、5段階以上の調節ができるインクラインベンチの方が、低角度~高角度までの調節が可能となり、有用性が高いのです。

座面の角度も調節できるか

2つ目の見るべきポイントは「座面の角度が調節できるか」です。背もたれの角度が調節できたとしても座面の角度が調節できなければ、足を踏ん張ってトレーニングできなくなります。

したがって、座面の角度も調節可能なインクラインベンチの方が良いのです。座面の角度は3段階程度に調節できれば十分なので、背もたれの角度調節と合わせて必ずチェックしましょう。

シートの幅が適切か

3つ目の見るべきポイントは「シートの幅が適切か」です。背もたれシート及び座面シートの幅は、筋肉への効きを良くする上で非常に重要なのです。

例えば、背もたれシートの幅が広すぎると、プレス動作をする際に肘を後ろに引きにくくなるため、筋肉の伸展が不十分となり効きが悪くなってしまうのです。また、座面シートの幅が広すぎると、必要以上に両足を広げなければならず、安定したフォームが作りづらくなります。

したがって、自分に合ったシート幅のインクラインベンチを選ぶ必要があるのです。目安としては、背面シート・座面シートとも25~30cmのシート幅であれば、ほとんどの人に適合しますので、インクラインベンチを選ぶ際の基準として下さい。

耐荷重は何kgまでか

4つ目の見るべきポイントは「耐荷重は何kgまでか」です。一般的なインクラインベンチの耐荷重は200kg前後なので、初心者にとっては全く問題ありません。しかし、上級者で高重量トレーニングを行う場合には、なるべく耐荷重が強いインクラインベンチを購入すべきです。

また、今は初心者でも、上級者になるまで長く使い続けることを想定して、最初から耐荷重が強いインクラインベンチを購入しておくのも良いでしょう。

アタッチメントが付いているか

5つ目の見るべきポイントは「アタッチメントが付いているか」です。メーカーによっては、腕・脚・腹などを鍛えるアタッチメント付きのインクラインベンチを販売していますので、全身の筋肉を鍛えたいなら、アタッチメント付きのインクラインベンチがおすすめです。

ただし、アタッチメントは必須のものではなく、あくまでもそれを必要としているかどうかなので、自分がトレーニングする上で必要なのであれば、アタッチメント付きを選んだ方が良いでしょうし、必要でなければ、通常タイプのインクラインベンチで問題ありません。

インクラインベンチのおすすめ5選

それではいよいよ「インクラインベンチのおすすめ5選」を紹介します。

アマゾンや楽天市場では様々な種類のインクラインベンチが販売されていますが、ここで紹介するのは、機能性やレビューをもとに、その中からプロの目で厳選した5種類のインクラインベンチになります。

したがって、どれを選ぼうか迷っている人は、ここで紹介する中から選んでもらえれば間違いありません。ぜひ当サイトを参考にして、自分に合ったインクラインベンチを選んで下さい。

PhysKcal(フィジカル)トレーニングベンチ/インクラインベンチ

出典:Amazon

最初に紹介するのが、PhysKcal(フィジカル)製のインクラインベンチです。おすすめの理由は、この価格帯の製品としては機能性に大変優れており、カスタマーレビューを見ても高評価のコメントが多く、品質も良いと判断できるからです。

この製品は、背もたれの角度が-17~80度まで7段階に調節できます。つまり、デクラインベンチとしても使用可能であり、トレーニングの幅を更に広げられるのです。座面も4段階に調節でき、安定したフォームの保持が可能です。また、耐荷重も275kgなので問題ありませんし、背もたれシートの幅も28cmと適切です。折りたたんで収納できるのも良いですね。

付属品として、30種類のトレーニングメニューが載っているワークアウトポスターも付いていますので、特に初心者にとっては、トレーニング効果を高めるのに役立つでしょう。

PURERISE(ピュアライズ)フラットインクラインベンチ

出典:Amazon

2番目に紹介するのが、PURERISE(ピュアライズ)製のインクラインベンチです。おすすめの理由は、価格が安い割に機能性に優れ、カスタマーレビューの評判も良いからです。

背もたれの角度は0~70度まで11段階に微調節できるので、狙った筋肉に効かせやすい角度でのトレーニングが可能となります。また、座面の角度も3段階に調節できますし、背もたれシートの幅も23cmと適切なので、安定したフォームが保持できます。

ただし、耐荷重は150kgまでなので、高重量のバーベルを用いたベンチプレスなどよりも、ダンベルを用いたインクライン系の種目を行うのに適していると言えます。

BARWING(バーウィング)4WAYトレーニングベンチ

出典:Amazon

3番目に紹介するのが、BARWING(バーウィング)製の4WAYトレーニングベンチです。おすすめの理由は、非常に優れた機能性を有しているのと同時に、国際規格の認定を受けた工場のみで製造されているため、作りがしっかりしているからです。

背もたれの角度は-20~80度まで8段階に調節可能なので、インクラインやデクラインの種目はもちろん、腹筋や背筋トレーニングにも有用であり、フットレストに足をかけることで、シットアップやクランチ、バックエクステンションなども行えます。

また、座面も4段階に調節できますし、背もたれシートの幅も28cm耐荷重は500kgです。更には、折りたたみ式なのでコンパクトに収納もできます。

FLYBIRD(フライバード)トレーニングベンチ/インクラインベンチ

出典:Amazon

4番目に紹介するのは、FLYBIRD(フライバード)製のインクラインベンチです。おすすめの理由は、ズバリ評判の高さです。カスタマーレビューを見ると、購入者の満足度が非常に高いことが分かりますし、メーカーの対応も親切丁寧なようです。

もちろん機能性にも優れており、背もたれの角度は0~80度まで6段階に調節でき、座面も3段階に調節可能です。また、背もたれシートの幅は30cm耐荷重は270kg。折りたたみ式なので収納にも便利ですね。機能性の良さは、プロの目から見ても確かです。

FLYBIRDはアメリカ企業のFEIERDUNの傘下ブランドであり、このモデルもアメリカで発売され、アメリカ版アマゾンで長期的にカテゴリーランキング第1位となっている製品です。その品質の高さから、今後日本でも、FLYBIRDのブランド名が広まっていくと予想されます。

WASAI(ワサイ)トレーニングベンチ/マルチトレーニングマシン

出典:Amazon

最後に紹介するのが、WASAI(ワサイ)マルチトレーニングベンチです。おすすめの理由は、アタッチメントが数多く付いており、これ1台で、フラットやインクラインでのトレーニングだけでなく、脚・背中・腕・腹のトレーニングも可能だからです。

具体的には、アタッチメントを付けることで、レッグエクステンション・レッグカール・シーテッドローイング・アームカール・シットアップが可能となります。つまり、これ1台で全身のトレーニングができるのです。また、背もたれの角度も-20~88度まで5段階に調節可能であり、カスタマーレビューを見ると、高評価のコメントが多く、購入者の満足度は高いです。

しかし、残念ながら座面の角度調節はできません。また、耐荷重は150kgまでなので、座面の角度調節ができない点と合わせると、自宅で全身を鍛えたい初心者向けの製品だと言えます。

インクラインベンチを使用した筋トレメニュー5選

おすすめのインクラインベンチを厳選して紹介しましたが、合わせて、インクラインベンチを使用した効果的な筋トレメニューを解説しておきます。具体的には下記の5種目です。

  • インクラインダンベルベンチプレス
  • インクラインダンベルフライ
  • インクラインダンベルショルダープレス
  • インクラインダンベルリアレイズ
  • インクラインダンベルカール

インクラインダンベルベンチプレス

インクラインダンベルプレスは、大胸筋の上部・三角筋の前部・上腕三頭筋を強化するのに効果的な種目です。具体的には下記の手順で行います。

  1. 背もたれの角度を40~45度に調節する
  2. ダンベルを持ってインクラインベンチに仰向けになる
  3. ダンベルを床に対して垂直に押し上げ、腕を伸ばして保持する
  4. 息を吸いながら腕を曲げ、ダンベルを下降させる
  5. ダンベルが胸に触れるまで下降させる(上の写真参照)
  6. ダンベルを下ろしたら、息を吐きながらダンベルを床に対して垂直に押し上げる
  7. 上記4~6の動作を繰り返す

大胸筋上部に効かせるには、ダンベルの軌道が床に対して常に垂直になるようにします。また、ダンベルを下ろした時に、握り拳が肘の内側に来るようにすることで、大胸筋の上部にしっかりと負荷がかかります。筋肥大が目的の場合には、10~15回(限界数)×2~3セット行いましょう。頻度は週2回(2~3日置き)が効果的です。

インクラインダンベルフライ

インクラインダンベルフライは、大胸筋の上部を集中的に強化するのに効果的な種目です。具体的には下記の手順で行います。

  1. 背もたれの角度を40度~45度に調節する
  2. ダンベルを持ってインクラインベンチに仰向けになる
  3. ダンベルを押し上げ、腕を伸ばし手のひらが向き合う状態で保持する
  4. 息を吸いながら、腕を左右に開くようにダンベルを下降させる(上の写真参照)
  5. 腕を開く際には、肘は自然に曲げておく
  6. 肘が肩と水平な位置に来るまでダンベルを下降させる(上の写真参照)
  7. ダンベルを下ろしたら、息を吐きながら腕を閉じダンベルを元の位置に戻す
  8. 上記4~7の動作を繰り返す

大胸筋上部に効かせるには、腕を左右に開いた時に、握り拳が肘よりも外側に来るようにします。また、深くダンベルを下ろし過ぎると、関節や腱に無理な負担がかかり危険なので注意して下さい。肘が肩と水平な位置に来るまで下ろせば十分です。筋肥大が目的の場合には、10~15回(限界数)×2~3セット行いましょう。頻度は週2回(2~3日置き)が効果的です。

インクラインダンベルショルダープレス

インクラインダンベルショルダープレスは、三角筋・上腕三頭筋を強化するのに効果的な種目です。具体的には下記の手順で行います。

  1. 背もたれの角度を70度~80度に調節する
  2. ダンベルを持ってインクラインベンチに座りスタート姿勢になる(上の写真参照)
  3. スタート姿勢から、息を吐きながら腕を伸ばしダンベルを頭上に押し上げる
  4. ダンベルを押し上げたら、息を吸いながら腕を曲げダンベルを下降させる
  5. ダンベルを下ろす位置は、肘の角度が90度くらいになるまで(上の写真参照)
  6. 上記3~5の動作を繰り返す

三角筋に効かせるには、腕を伸ばす際に、肘が伸び切る直前で止めるようにします。こうすることで三角筋に対して持続的に負荷をかけることができ、筋肥大効果が高まるのです。筋肥大が目的の場合には、10~15回(限界数)×2~3セット行いましょう。頻度は週2回(2~3日置き)が効果的です。

インクラインダンベルリアレイズ

インクラインダンベルリアレイズは、三角筋後部・僧帽筋・広背筋など、背中の上部を強化するのに効果的な種目です。具体的には下記の手順で行います。

  1. 背もたれの角度を40度~45度に調節する
  2. ダンベルを持ってインクラインベンチにうつ伏せになる
  3. 腕を下に伸ばし、手のひらが向き合うようにしてダンベルを保持する
  4. 息を吸いながら両腕を左右に開き、ダンベルを上げる(上の写真参照)
  5. 腕を開く際には、肘は自然に曲げておく
  6. ダンベルをできるだけ高く上げるよう意識する(上の写真参照)
  7. ダンベルを上げたら、息を吐きながら両腕を閉じダンベルを元の位置に戻す
  8. 上記4~7の動作を繰り返す

三角筋後部に効かせるには、ダンベルを上げた位置で2~3秒間キープし、その後で下ろすようにします。また、肺の拡張に合わせて息を吸った方が筋力を発揮しやすいので、上記種目においては、両腕を左右に開きながら息を吸うようにしましょう。筋肥大が目的の場合には、10~15回(限界数)×2~3セット行いましょう。頻度は週2回(2~3日置き)が効果的です。

インクラインダンベルカール

インクラインダンベルカールは、上腕二頭筋を強化するのに効果的な種目です。具体的には下記の手順で行います。

  1. 背もたれの角度を60度くらいに調節する
  2. ダンベルを持ってインクラインベンチに座る
  3. 腕を下に伸ばし、手のひらが向き合うようにしてダンベルを保持する
  4. 息を吐きながら、腕を曲げてダンベルを上げていく
  5. スタート後すぐに手首を回外し、手のひらが上を向くようにする(上の写真参照)
  6. 手首を回外したまま、ダンベルを肩の高さまでカールする
  7. ダンベルを肩の高さまでカールしたら、息を吸いながら腕を伸ばしていく
  8. 腕を伸ばしながら手首を回内し、最後は手のひらが向き合うようにする
  9. 上記4~8の動作を繰り返す

手首を回外・回内させながらカールすることで、上腕二頭筋の稼働率が高まり、筋肉への効きが良くなります。また、インクラインベンチに背中を当てた状態でカールすると、反動を使うことができないため、上腕二頭筋に集中して負荷をかけられるのです。筋肥大が目的の場合には、10~15回(限界数)×2~3セット行いましょう。頻度は週2回(2~3日置き)が効果的です。

インクラインベンチで自宅トレーニングをグレードアップしよう!

インクラインベンチは、高度な筋肉の発達を目指す人にとって有用性が高く、ホームジムには欠かせないトレーニング器具のひとつです。

インクラインベンチが1台あれば、自宅でも様々なトレーニングが可能となり、狙った筋肉を多角的に鍛えられるのです。

自宅で本格的なトレーニングをしたい人には、インクラインベンチがおすすめです。現在購入を検討されている場合には、ぜひ当サイトを参考にしてインクラインベンチを選び、自宅トレーニングをグレードアップさせて下さい!