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ダイエットや運動不足解消のために人気のピラティスとヨガですが、具体的に何が違うのかよく分からないという人も多いと思います。
どちらがより痩せやすいのか、自分の体力・性格に合っているのか、気になるところです。
この記事ではピラティスとヨガの違いや、それぞれに向いている人の特徴、おすすめの教室などをご紹介します。
数か月後に「ジムの会費だけ払ってほとんど通えていない」ということが起きないように、自分に合った方法をしっかり検討しましょう。
目次
ピラティスとヨガの違いとは?
ピラティスとヨガは一見するとポーズやウェアが似ているため、違いが分からない人も多いのではないでしょうか。
この章ではピラティスとヨガについて、歴史や目的、呼吸法など項目ごとの違いを解説します。
- 歴史・成り立ち
- 目的
- 呼吸
- やり方と効果
- ポーズ・種類
歴史・成り立ち
ピラティスは、ドイツ人のジョセフ・ピラティスという人物が、自身の病弱な身体を改善するために考案したのが始まりです。
第一次世界大戦で従軍看護師となったピラティス氏は、負傷兵のリハビリにこの運動を取り入れました。
その後1926年にピラティス氏がアメリカに渡ったことで、このエクササイズがニューヨークのダンサーなどに受け入れられ、発展することとなったのです。
一方ヨガの歴史はかなり古く、約4,500年前の古代インドで仏教やヒンドゥー教などの修行法として始まったとされています。
ヨガには「アーサナ」と呼ばれるさまざまなポーズがありますが、これらは肉体を鍛えるためではなく、元々は心を安定させる呼吸法や瞑想を補助するために用いられたそうです。
目的
ピラティスの目的は、エクササイズです。
リハビリをルーツに持つピラティスでは、体に過度な負担をかけることなく、強くしなやかな筋肉をつけられます。
特にお腹まわりなどの体幹を鍛えることで正しい姿勢を身に付け、ケガをしにくい体を目指すのが特徴です。
これに対しヨガの目的は、心と体を結びつけながら安定した精神状態を作ることにあります。
ポーズをとって体の柔軟性を高めたり、筋力をつけたりすることは、あくまで瞑想や呼吸法の効果を高めるための手段とされていました。
現代では宗教的な要素が薄まり、健康法として注目されることも多くなりましたが、自分自身の心や体と向き合うことを大切にするという考え方は受け継がれています。
呼吸法
ピラティスの呼吸法は「胸式呼吸」です。
鼻から息を吸って胸を大きく広げ、吐くときは口から、風船がしぼむように胸の中の空気を出し切ります。
胸式呼吸を行うと交感神経が優位になるため、脳や筋肉が活動的になり、集中力が高まるのが特徴です。
一方ヨガでは「腹式呼吸」を行います。
鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、同じく鼻から吐いてお腹をへこませるという方法です。
腹式呼吸では副交感神経が優位になるため、リラックス効果が期待できます。
やり方と効果
ピラティスでは、胸式呼吸を行いながらインナーマッスルに働きかける動作を流れるように続けます。
骨や筋肉を正しく動かすことを重視するため、姿勢が良くなったり、ケガをしにくくなったりするのがメリットです。
力の強さや柔軟性よりも、動きの質に重点を置くエクササイズなので、運動経験や年齢を問わず始められます。
これに対しヨガでは、さまざまなポーズをとり、静止した状態で腹式呼吸を繰り返すのが特徴です。
ポーズをキープして深く呼吸しストレッチしながら、自分自身の体と向き合う時間を味わいます。
リラックスすることで精神面が安定したり、血行促進によるデトックスしたりできる効果を見込めるのがメリットです。
ポーズ・種類
ピラティスには大きく分けて2種類あります。
1つはヨガと同じようにマットを使う「マットピラティス」、もう1つはピラティス専用の器具を使用する「マシンピラティス」です。
自宅などでも取り入れやすいマットピラティスの代表的なポーズには「カールアップ」「プランク」「キャットバランス」などがあります。
一方でヨガには20種類以上あり、目的や流派によって細かく分かれているのが特徴です。
初心者でも始めやすいものでは「パワーヨガ」「フローヨガ」「ホットヨガ」などがあります。
また、ヨガのポーズについては「鳩のポーズ」「戦士のポーズ」「赤ちゃんのポーズ」などが有名で、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
ピラティスとヨガはどっちがダイエット効果を期待できる?
ここでは、ピラティスとヨガはどちらがダイエット効果を期待できるかを検証します。
1つの目安として、体重50kgの女性を想定した消費カロリーに関するデータです。
ピラティス | ヨガ | |
1時間あたりの消費カロリー | 158kcal | 200kcal |
参考までに、食パン1枚(6枚切)が177kcal、ごはん1杯(140g)が235kcal程度です。
ピラティス、ヨガともさまざまな強度のプログラムがあるため厳密に比較することは難しいですが、消費カロリーはヨガの方がやや高いと言えます。
いずれにしても、ジョギングや水泳などの激しい運動ほどはカロリーを消費できません。
しかし、継続することで基礎代謝を上げたり、自律神経をメンテナンスしたりできるため、日常生活でも痩せやすい体質になることが期待できます。
ピラティスとヨガの向き不向き|どんな人におすすめ?
ここでは、ピラティスとヨガがそれぞれどんな人におすすめなのかを解説します。
どちらかを始めてみたいけど迷っているという人は、参考にしてみて下さい。
- ピラティスが向いてる人
- ヨガが向いてる人
ピラティスが向いてる人
ピラティスは、次のような人に向いていると言えます。
- 運動不足を解消したい
- 健康的なボディラインを手に入れたい
- 姿勢のゆがみをメンテナンスしたい
- ダイエットしたい
ピラティスでは激しい運動こそ行わないものの、ポーズで筋肉に適度な負荷をかけるため筋力アップが期待できます。
主に体の内側にあるインナーマッスルに働きかけるため、引き締まった健康的なボディラインになるのが特徴です。
骨や筋肉のバランスに焦点を当てたエクササイズなので、猫背や姿勢のゆがみ、身体の左右差などが改善されます。
筋肉量が増えることで基礎代謝が上がり、脂肪が燃えやすい体になるため、ダイエットをしたい人にもぴったりです。
ヨガが向いてる人
ヨガは、次のような人に向いています。
- リラックスしたい
- 自宅でも続けやすい運動をしたい
- 運動は苦手だけど汗をかく運動はしたい
- 身体の内側から健康になりたい
ヨガは心と体の結びつきを大切にしたエクササイズなので、瞑想や呼吸法が取り入れられており、リラックス効果が期待できます。
道具はマットのみで始められるうえ、ポーズをとって静止するので足音など騒音の心配も少なく、自宅でできるのがメリットです。
心が安定することで暴飲暴食を防いだり、自律神経をメンテナンスしたりできるため、身体の内側から健康になりたい人に向いています。
おすすめのピラティス教室3選
ここでは、おすすめのピラティス教室を3つご紹介します。
- Zen Place Pilates(ゼンプレイス ピラティス)
- CLUB PILATES(クラブ ピラティス)
- BDC PILATES(ビーディーシー ピラティス)
それぞれの特徴について見てみましょう。
関連記事「初心者におすすめのピラティス教室17選|選び方や料金相場なども紹介」
zen place pilates(ゼンプレイス ピラティス)
名称 | zen place pilates(ゼンプレイス ピラティス) |
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店舗数 | 112店舗 ※2024年8月1日時点 |
月額料金 | ・フリープラン:13,200〜16,940円/月 ・デイフリー:10,560〜13,552円/月 ・マット月4回:9,240〜10,890円/月 ・マット月6回:11,880〜14,960円/月 ・マシングループ月4回:14,520円/月 ・マシングループ月8回:22,880円/月 ・プライベート月2回:15,620〜19,800円 ・プライベート月4回:30,008円〜36,740円 ※料金は店舗によって異なる |
入会金 | 22,000円・33,000円 ※料金は店舗によって異なる |
利用者 | 男女共用 |
通い放題プラン | あり |
レンタル | 全店マットレンタル無料 |
無料体験 | × |
キャンペーン | ・マットグループ体験 1,000円 ・マシングループ体験 3,000円 ・プライベート体験 ~9,900円 ・入会金33,000円が0円 ※2024年8月31日まで |
※料金はすべて税込
ゼンプレイスピラティスは、マットピラティスとマシンピラティス、オンラインレッスンを展開しているピラティス教室です。
スタジオは首都圏を中心に100店舗以上展開しており、国内で一番店舗数が多いピラティススタジオです。
マットやマシンのグループレッスンはもちろん、マシンを使ったパーソナルレッスンも受けられます。
CLUB PILATES(クラブ ピラティス)
名称 | CLUB PILATES(クラブ ピラティス) |
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店舗数 | 61店舗 ※2024年8月1日時点 |
月額料金 | 月4回:11,990円〜14,190円/月 月8回:21,890円〜26,290円/月 通い放題:36,190円〜40,590円/月 年間一括払い:398,090円〜446,490円/年 ※料金は店舗によって異なる |
入会金 | 5,500円 |
利用者 | 男女共用 |
通い放題プラン | あり |
レンタル | - |
無料体験 | 〇(30分間の体験レッスン) |
キャンペーン | - |
※料金はすべて税込
クラブピラティスは、全米で600店舗以上を展開する世界最大級のピラティススタジオで、2019年に日本に上陸しました。
グループレッスンとプライベートレッスンがありますが、グループレッスンでも最大12名までの少人数制で、きめ細やかな指導を受けられるのが特徴です。
リフォーマーというピラティスマシンを使った基礎的なクラスやストレッチ中心のクラス、高強度の筋トレを組み合わせたクラスなど、幅広いクラスが設けられています。
クラスは難易度に応じて4段階に分類されており、高度なクラスに参加するためにはインストラクターの承認が必要です。
BDC PILATES(ビーディーシー ピラティス)
名称 | BDC PILATES(ビーディーシー ピラティス) |
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店舗数 | 7店舗 ※2024年8月1日時点 |
月額料金 | グループレッスン月3回:11,550円/月 グループレッスン月4回:15,400円/月 プライベートレッスン月1回:9,900円/月 |
入会金 | 入会金:11,000円 事務手数料:2,200円 |
利用者 | 男女両用 ※恵比寿スタジオは女性専用 |
通い放題プラン | × |
レンタル | - |
無料体験 | 〇(30分間の体験レッスン) |
キャンペーン | ・体験レッスン2,200円 ・入会金&翌月会費0円 ※体験当日に入会した場合 |
※料金はすべて税込
ビーディーシーピラティスは、35年の歴史があるダンス教室「ブロードウェイダンスセンター(BDC)」がプロデュースする日本初のグループ・マシンピラティス専門スタジオです。
ダンサー育成やボディメンテナンスで培ったノウハウをもとに、独自のプログラムを開発しています。
グループレッスンは6~8名の少人数制となっており、個々の身体の状態をオンラインカルテに記録して講師間でも共有するなど、きめ細やかなサポートが魅力のスタジオです。
現在は東京23区内の7店舗のみとなっており、このうち恵比寿スタジオは女性専用となっています。
おすすめのヨガ教室3選
当サイトがおすすめするヨガ教室を3つご紹介します。
- CALDO(カルド)
- loIve(ロイブ)
- LAVA(ラバ)
それぞれの特徴や料金について見てみましょう。
関連記事「ホットヨガスタジオおすすめ10選【ランキング2024年】」
CALDO(カルド)
名称 | CALDO(カルド) |
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店舗数 | 81店舗 ※2024年8月1日時点 |
月額料金 | 【マンスリー4】 8,360円〜9,900円/月 (全営業時間・月4回利用可能) 【デイタイム】 8,360円〜9,900円/月 (平日10:00〜18:00・通い放題) 【フルタイム】 9,900円〜11,770円/月 (全営業時間・通い放題) ※料金はスタジオによって異なる |
入会金 | 入会金 11,000円 事務手数料 5,500円 |
利用者 | 女性専用・男女共用どちらもあり |
通い放題プラン | 〇 |
レンタル | ・バスタオル ・フェイスタオル ・ウェア |
無料体験 | 〇 |
キャンペーン | 手ぶら体験990円 ※期間限定 |
※料金はすべて税込
カルドは全国に80店舗以上を展開するホットヨガスタジオです。
室温40度・湿度55%に保った室内で、身体を温めながらヨガを行うことで、筋繊維が伸ばしやすくなり高いストレッチ効果が期待できます。
スタジオは銀イオンスチームによる加湿を行っていたり、遠赤外線床暖房を導入していたりと、清潔で快適な環境なのも嬉しい点です。
また、カルドは予約不要で好きな時にレッスンを受けられるため、仕事終わりやちょっとした空き時間で気軽に通えます。
スタートキャンペーンや、乗り換えキャンペーン、お友達紹介キャンペーンなど各種割引特典も豊富です。
loIve(ロイブ)
名称 | loIve(ロイブ) |
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店舗数 | 63店舗 ※2024年8月1日時点 |
月額料金 | 【月4回会員】8,910円〜10,010円/月 全店舗・月に4回までレッスン受講可 【フルタイム会員】10,923円〜15,620円/月 全店舗・1ヶ月通い放題(1日1レッスン) 【フルタイムプラス会員】17,600円/月 全店舗・1ヶ月通い放題(1日2レッスン) 【デイタイム会員】8,888円〜13,640円/月 全店舗・1ヶ月通い放題(1日1レッスン) ※15時スタートのレッスンまで ※料金はスタジオによって異なる |
入会金 | 入会金 1,100円 事務手数料 5,170円 ※体験当日入会で0円 |
利用者 | 女性専用 |
通い放題プラン | 〇 |
レンタル | ・バスタオル:330円 ・フェイスタオル:110円 ・ウェア(上):330円 ・ウェア(下):330円 |
無料体験 | 〇 |
キャンペーン | ・体験60分0円 ・3ヶ月通い放題 月額2,970円 ※期間限定 |
※料金はすべて税込
ロイブは女性専用のホットヨガスタジオです。
身体を芯から温める電気サウナストーブを用いて、室温38度・湿度65%の環境でバラエティ豊かなプログラムを行います。
ベーシックヨガの他にも、アロマリラックスヨガ、リンパデトックスヨガ、ダイエットヨガなど30種類以上のクラスがあり、長く通っても飽きることがありません。
女性専用なので、レッスン中に大量の汗をかいても人目が気になりにくく、パウダールームのアメニティーも充実しているのが魅力です。
会員の88%はヨガ初心者だったというデータもあり、ヨガ経験がない人や体力に自信がない人でも安心して始められます。
LAVA(ラバ)
名称 | LAVA(ラバ) |
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店舗数 | 470店舗以上 ※2024年4月時点 |
月額料金 | 【マンスリーメンバー・4】 6,800円〜10,800円/月 (登録店舗で月4回まで利用可能) 【マンスリーメンバー・ライト(フルタイム)】 7,800円〜15,800円/月 (2店舗利用可能・通い放題)※すべての営業時間 【マンスリーメンバー・ライト(デイタイム)】 6,800円〜13,800円/月 (2店舗利用可能・通い放題)※平日17:00まで 【マンスリーメンバー・フリー】 16,800円/月 (全店舗利用可能・通い放題) ※料金はスタジオによって異なる |
入会金 | 入会金 5,000円 マンスリーメンバー登録料 5,000円 ※体験当日入会で0円 |
利用者 | 女性専用・男女共用どちらもあり |
通い放題プラン | 〇 |
レンタル | ・バスタオル ・フェイスタオル ・ウェア ・ラグ |
無料体験 | 〇 |
キャンペーン | ・体験レッスン100円 ・3ヶ月通い放題 月額2,980円 ※2024年8月31日まで |
※料金はすべて税込
ラバは全国470店舗以上を誇る日本最大規模のホットヨガスタジオです。
ほとんどのスタジオが駅から徒歩3分以内という好立地なうえ、2店舗利用できるプランもあるため、自宅と職場それぞれに近いスタジオなどを使い分けることもできます。
プログラムは30種類以上用意されており、初心者向けのものから、お腹・二の腕・足など気になる部位に働きかけるものまで、自由に選べるのが特徴です。
手頃な料金と立地の良さで会員数が多いため、人気の時間帯などは予約が取りにくい場合があります。
早めに予約を入れたり、キャンセル待ち機能を使ったりして計画的に通うようにしましょう。
ピラティスとヨガの違いを理解して向いている方を選ぼう!
ピラティスとヨガは似ていますが、成り立ちや目的には大きな違いがあります。
ピラティスは骨や筋肉の使い方に着目したエクササイズで、しっかりと筋肉をつけてボディメイクをしたい人に向いている運動です。
一方、ヨガはポーズもとりますが、心と身体のつながりを意識するためのエクササイズなので、リラックスや心の安定を求める人に向いていると言えます。
ピラティスとヨガで迷っている人は、スタジオの体験レッスンなども積極的に利用して、自分に合ったプログラムを探してみましょう。